2011年7月15日金曜日

エプソントヨコム社長矢島虎雄氏―時計技術、次世代送電網に強み

 ▽…「スマートグリッド(次世代送電網)市場は時計機能に強い当社の水晶技術が生かせる分野だ」。そう語るのはエプソントヨコムの矢島虎雄社長。通信回線を経由して電力の状況を管理するスマートメーターは正確な時間管理が求められる。クオーツ(水晶)式腕時計を世界で初めて開発したセイコーグループの強みを生かす狙いだ。
 ▽…今月には親会社のセイコーエプソンと開発部門を統合した。エプソンの持つ半導体分野と自社の得意とする水晶分野の融合を進め、高精度で付加価値の高い水晶部品やセンサー部品の開発を加速する考えだ。「顧客が求める小型・低消費電力というニーズにいち早く応える」と意気込む。

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