2011年7月11日月曜日

戸田建設社長井上舜三氏―ブラジル現法、地元から受注重視

 ▽…「目標の達成にメドが立ちつつある」。戸田建設の井上舜三社長は中期経営計画で掲げた海外受注高200億円の実現に自信を見せる。このほど6社目となる現地法人をフィリピンに設立することを決定。海外では過去に赤字を出した経験もあるが「慎重になりすぎてはいけない」と再びアクセルを踏み込む。
 ▽…成長のカギを握るのがブラジル。現法設立から40年近く経過、今では日本から進出する製造業の多くが顧客となっている。ただ日系企業への過度の依存は「業績が乱高下する可能性がある」と危惧する。M&A(合併・買収)などで現地企業との関係を深め「地元企業の受注を取りたい」と意気込んでいた。

0 件のコメント:

コメントを投稿