2011年6月23日木曜日

ビール復興の夏トップに聞く(上)アサヒ小路次期社長、キリン松沢社長。

アサヒ 小路次期社長 「定番回帰で好機」
キリン 松沢社長 「商品、より厳選」
 工場停止や缶の資材不足など東日本大震災で多方面に影響を受けたビール業界。3カ月が過ぎ、年間最大の夏商戦に突入した。少子高齢化によるビール系飲料の市場縮小に加え、消費の冷え込み懸念や工場への節電要請など、新たな課題をどう乗り越えるのか。持ち株会社傘下でビール・酒類を担う事業会社4社のトップに戦略を聞いた。
 ビール系飲料で昨年国内シェアトップのアサヒビール。今年7月の持ち株会社移行に伴い事業会社、新アサヒビールの社長に小路明善常務が昇格する。「消費者の好みはロングセラー商品や定番品に回帰している。スーパードライをさらに伸ばすチャンスだ」。小路氏は業界トップブランドで同社のビール系飲料販売の7割を占める「スーパードライ」の拡販に注力する考えを示した。
 アサヒに比べ酒類の品ぞろえが多様なキリンビールは、震災で販売を休止・延期していた第三のビール「濃い味〈糖質ゼロ〉」やチューハイ「氷結」の新商品を6月下旬に投入、攻勢に出る。ただ松沢幸一社長は「販売数量稼ぎの新商品を次々と出すのはやめる」と述べ、一段と厳選して需要を創出できる分野に絞り込む考えを強調した。

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