2011年7月4日月曜日

デジカメ、「売上高1000億円超狙う」、近藤リコー社長、消費者向け拡大。

 リコーは10月1日付でHOYAのデジタルカメラ事業を買収すると発表した。記者会見したリコーの近藤史朗社長とHOYAの鈴木洋最高経営責任者(CEO)の一問一答は以下の通り。
 ――買収はどちらから持ちかけたのか。
 近藤氏「初めは2年くらい前、鈴木さんにお会いしたいと申し上げ、カメラの話をした。当時は収益性がどうかという話もあったが、HOYAのデジカメ事業はリストラが進み利益を出せるところまできた。いい状態で迎えられるようになった」
 鈴木氏「ペンタックスを買収した当時から、単独ではない何らかの形が必要だと考えていた。初めからリコーとの話を考えていたわけではないが、再編を模索するという考え方は変わらなかった」
――両社のカメラは競合するのではないか。
 近藤氏「両社の主要製品ではあまりバッティングはないとみている。3年で(売上高)1000億円を超える事業に育てていきたい。ただ、利益や製品別の売上高はまだ言える段階にない」
 ――両社の事業を合わせてもシェアは小さい。
 近藤氏「カメラ市場が厳しいのは百も承知だ。だが1000万台を出荷しないと利益が出ないというわけではない。価値の高い製品をリコーやペンタックスのブランドの愛好者に提供していく」
 「ただ、規模を追わないわけでもなく、未来につながる案件があるなら投資をしていく。今は(一眼レフに強いキヤノン、ニコンの)先行2社にかなわないが、いつまでも2社だけではないだろう」
 「M&A(合併・買収)は常に考えている」
 ――どのように相乗効果を出すか。
 近藤氏「長年の課題であるコンシューマー(消費者向け)事業の確立を目指す。ストレージやプロジェクター、ネットワークなどを組み合わせて提案する新しい事業も育てていきたい」
 鈴木氏「カメラには写真を撮影する機能と、映像を取り込む入力装置としての機能がある。当社は医療関連で映像を扱っている。デジカメ事業は売却するが、映像の伝達処理や加工などの分野でリコーの資産を活用させてもらいたい」

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