アニメ業界の常識を大きく外れた制作・営業スタイルで注目を集めるDLE。椎木隆太社長に今後の戦略などを聞いた。
――アニメ会社を興したきっかけは。
「実は個人的には今も、昔もアニメには疎い。もともと世界規模のビジネスを起業したいと考えていた。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに在籍した時、日本アニメが米で高く評価されており、世界で勝負できる分野だと思った。当初は日本のアニメ会社が海外進出する際のコンサルを手掛けていた」
――自社でアニメ制作に乗り出した理由は。
「米にはContent is King(コンテンツが王様)という格言がある。この業界に身を置いてみて、権利を保有して勝負するのが王道だと痛感した。そんな折にFROGMANという抜群のスピード感とプロ意識をもつクリエーターと出会えた」
――企業の著作権保有にこだわるのはなぜか。
「米では企業が著作権を持つことで、様々なビジネスが生まれている。個人ではできないキャラ活用に向けた大規模な営業をDLEが行って収益機会を増やし、クリエーターが創作に専念できる環境を提供する」
――今後の事業戦略は。
「海外にどんどん打って出る。アジアや中東では日本のアニメへの評価は非常に高い。自社の作品を持ち込むより、我々が窓口となり、日本発の新しいコンテンツを海外で広げたい。国内のゲーム会社などとの連携も模索していく」
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